母親の後見人、父親の保佐人として審判が確定したとき
両親は各々別の病院に入院していました。
それぞれの、病院から
3ヶ月が経過する前に再度転院あるいは、介護施設への移動をしてほしい
と通達されていたのですが、なかなかおいそれと見つかるものでもありません。
手ごろな価格の介護施設は順番待ち、二人が一緒に入れる施設もなかなか見つかりません。
冬になって積雪も多くなり、介護施設は季節限定で入居する高齢者も多く、
手ごろな価格で空きがあるところは見つけられませんでした。
そうこうしているうちに、どんどん日にちが過ぎていくばかりでした。
結局、東京なみの高額なとことろに二人そろって入居するしかありませんでした。
東京で生活している私はネットで介護施設を探すしかなかったのです。
市内の介護施設の中ではここより高いところはないのでは、
という施設でしたが新築で清潔感があり、入居者も少なくて落ち着いた雰囲気のところに
1月末に入居しました。
そして、裁判所に
二人の住居が病院から介護施設に変わったことで、収支計画を再提出することになりました。
入院していたときは、
ひと月当たりの支払い実績をもとに収支計画を算出することができましたが
新しく入居した施設ではそれができませんでした。
施設に一般的な月額費用を聞こうにも、入居者が少なく、
なおかつ両親のような要介護度のひとがいなかったので参考になる目安がなかったのです。
私は、収支計画の基本である入りは少なく、出は多めに設定して収支計画をたてました。
しかし、月額の介護用品代、医療費代、部屋代(光熱費含む)、食事代、介護費用の実績は
まだなにもなかったので、これらの実績を3ヶ月程度みないと
収支計画が適正かどうかの度合いはわからないと正直に申告しました。
裁判所は、そんな私の意見を聞き入れているのかどうか、
施設のパンフレット、通帳のコピー、施設に支払った費用の領収書、私の
住宅ローンの残高など、もろもろの書類の提出を求めてきました。
そして、3月になって書記官から連絡がありました。
突然保佐監督人をつけられることに
保佐人に保佐監督人をつけます。
寝耳に水とは、このことです。その根拠はなんですか、と質問しました。
いままで、保佐監督人のことは一言も説明をうけておらず、理由を聞いたところ
父親の流動資産が1000万円を超えているので保佐人を監督する必要があります、
またしても、木で鼻を括ったような回答でした(笑)
どうしていつも事前説明や質問に対するフィードバックがなされないのか、不思議です。
成年後見制度を利用したいひとと、裁判所は十分なコミュニケーションが必要だと思います。
申立人へのこのような接し方は、裁判所独特のもののような気がします。
急に保佐監督人をつけると言われても、私には意味不明でした。
父親の流動資産はここ2~3ヶ月で増えたわけではないのです。
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