残念ながら今期まだ勝利がないサンウルブズ。
選手はもちろん勝利を目指して頑張っていると思う。
スーパーラグビーで勝利することの難しさは、過去2年の戦績からもわかる。
これまでのサンウルブズの通算勝利数は3勝で、いずれもホームの秩父宮ラグビー場。
去年より今期の方が戦力的にはアップしていると思うけれど、1勝が遠い。
前節までの9試合のデータをみると、総得点は177点(14位)、総失点370点(15位)。
得失点差は、-193点で、3ケタのマイナス得失点差はサンウルブズだけ。
トライをとる力はあるというコメントは多いけれど、勝ち切るまでの得点力はまだない。
失点が多いのは、チームディフェンスが機能するときと、しないときの差が大きいからだ。
メンバー変更があったときに、他チームより戦力のバラツキが大きいのがサンウルブズの弱点だ。
来年のラグビーワールドカップを前に、JAPANの強化を目的としているサンウルブズは
勝利という結果を出していかなければならない。
いま応援しているファンは、エディJAPAN以上の成績を期待していると思う。
来年にせまったワールドカップに盛り上がりをつなげるためにも、
JAPANを支えるサンウルブズは勝利へのJAPAN WAYを示す時がきていると思う。
ジョセフHCには、日本中が応援したくなるチーム作りを目指してほしい。
今秋のオールブラックス、イングランド戦で
JAPAN WAYを示せなければワールドカップへの夢はしぼんでしまうかもしれない。
南半球と欧州の強豪チームとどう戦うかがエディJAPANを超えられるかの試金石になる。
前回のワールドカップで、南アフリカに本気で勝てると思っていたひとは
少なかったと思う。私も大差がつかないことだけを願っていた。
試合が始まるまで、JAPANが勝つ可能性があるとは思ってもいなかった。
結果はJAPANの劇的な勝利だった。
=信じたことを、ひたむきにやりきること=
信じ切るためには勝利への道筋が必要だ。
まずは、サンウルブズが次のホームゲームで何がなんでも勝つこと!
そして、6月のテストマッチではJAPANがイタリアとジョージアに勝つこと。
ここを勝ちきれないようだと、秋のテストマッチに希望が持てない。
今週はバイウィークで試合がない。次のホームゲームまでにベストの布陣で
戦う準備をしっかりしてほしい。
・スクラムとラインアウトのセットプレイを安定させる
・スピードを活かしてダブルタックルで倒す
・キックはしっかりチェイスできるところにコントロールする
チームの規律を守って、鍛えてきた戦略をしっかりとやり遂げてほしい。
サンウルブズの勝利の先にはJAPANの勝利と日本ラグビーの発展がかかっている。
観客の応援を力にかえて
がんばれ、サンウルブズ!!
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