う~ん、イタタタタ(@_@。
両膝の痛みはオーバートレーニングだろう。寝ていたのに痛みで目が覚めた。
どうしてひどい痛みがでたんだろう。東京マラソン大丈夫か? 心配だ。
夏が終わったころから、週に1~2回は6㎞前後のジョギングをしていた。
ジョギングは好きなので、7年くらい継続している。だから急に頑張ったわけではない。
と、私は思っている。思っているのは脳だ(気持ちかな、やる気かな)。
脚や腰や筋肉は、これ以上頑張らないで!壊れるかも!
「危険だからもう止めて」というメッセージ(痛み)を出している。
つまり、体は急に頑張らないでって言っているのに、脳はそれを無視してる。
体はもうオーバートレーニングだと悲鳴をあげているのに
どうしても、もっと走ろうとか、苦しくなってからがトレーニングだと思ってしまう。
トレーニングの負荷や強度をどうコントロールするか。
それがが、故障を抑えるとともに運動能力の向上につながると思うけれど、
疲労感や、(運動を)たくさんやった感がないと満足感がないのも事実だ。
気持ちの満足感を優先すると故障につながる
きっとそういうことなんだろう。
私が育った昭和のころは、スポーツは根性なんだ!という風潮が強かった。
科学的なトレーニングやスポーツ理論よりも、気持ちや精神力で体を鍛える、そういう時代。
「〇〇道」を極める、野球道とかそんな感じ。だからコーチも千本ノック、水は飲むな、
気合をいれろ、死ぬ気でやれと怒鳴ったりすることが多かったと思う。
だから怒られないように、無理してでも頑張ろう、と思うようになる。
自分で考えて工夫して楽しんでチャレンジをすると、逆にしかられたり、勝手だと思われてしまう。
にこにこ笑顔でトレーニングすることはあり得ない、笑うこともおしゃべりもNG (-_-)/~~~ピシー!ピシー!
そんな環境でスポーツに取り組んでいたら、楽しむことが気持ちいいというよりも、
頑張った、耐えてやり切った、ということの方が価値があるように思うし、
そうでなければダメなんだとに思ってしまう。また、それが日本人のこころに響いたりする。
「痛みに耐えて頑張った」すごい感動した! みたいに。
楽しむことが能力向上の第一歩なのに
今の時代はスポーツに限らず、仕事でも人生でも楽しむことが大切とよく言われます。
なんだけど、確かにそうなんだけど。自分で気持ちいいと思ってランニングしているうちに、
もっと頑張ろう、息がゼイゼイしているのに、もっともっと速く走ろうと追い込んでしまいます。
そして、ランニングアプリをみてスプリットタイムが前回よりもいいとすっごく満足しちゃう。
逆にタイムが悪いと、ハァと思ったり、ちょっとストレスを感じる。
そして、あーもっとスッキリしたいと気持ちの中で思い始めていて、もっともっと走ろうとか、
早起きして、あ~して、こ~して、シューズももっとアスリート用がいいんじゃないかとか思い始める。
その結果、先週は1kmが7分弱だったのに今週は5分30秒で走れた、呼吸も少し楽になった!
と自画自賛しつつ、鎮痛消炎剤を膝周りに塗る。よし、この調子でいけばどんどん距離もタイムも伸びる。
そのためには股関節の可動域を広げてランニングフォームも改善して…。やる気はアップしているけれど、
いかんせんオーバートレーニングになっているとは思っていない。体は急に強くはならない、でも気持ちは
すでに2stepアップした(したい)と思っているので、痛みが出ていることが逆に満足だったりする。
頑張ってる感が自己満足につながっているのだ。
楽しんでいるはずなのに、なぜ故障しちゃうの
ほんとにそう思う。せっかくやる気満々で楽しくトレーニングしているはずなのに、
膝が痛い、腰に張りがでてきた、そして大殿筋を痛めて歩けなくなった。もうトレーニングできない。
自分ではぜんぜん無理しているなんて思ってもいなかったのに。どうして故障してしまうんだろう(+o+)
「向上心がある、意識が高い」いいことだと思う。しかし、ここに罠も潜んでいる
向上心が高いのは、欲求度が高いということでもある。
もっともっと、「こうなりたい、あーなりたい」と思う。
そのためにはこれが必要、さらにこれをするともっと効果がある、そういう気持ちになり始めると、
それをなるべく短期間で実現したくなる。だから、頑張って続ける。
痛みがあっても我慢できないわけではない。
明日はもっと長い距離を走ろう、もっと速く走ろう。
その前に、今の体の状態のチェックをしよう!と脳は言わない。言ってくれよー(笑)
記録の確認の仕方を誤ると故障発生につながる
仮に今ダイエット中だとしよう。綿密ではないけれども、減量プランもたてているとして、
体重を計ったら昨日より増えている。その時にどのような思考になるか?
a.しまった、今日は食事制限だ。一食抜こう
→ダイエットプランが崩れてストレスが溜まってリバウンドするだろう。
b.昨日は何があったかちょっと振り返ってみよう
→現状を認識してポジティブな対策をとるのでリバウンドしにくい。
勉強や仕事ではよく「PDCA」が大切と教わってきた。
ところが、ことダイエットやランニングでは記録に一喜一憂して、がぜんやる気が出たり、
落ち込んだりして、当初の計画や今の状態を振り返らないことが多い。
感情に左右されてしまい、体の状態をしっかり把握するということが疎かになりがち。
自分の体の状態をよく観察すること
自分の体からの信号をキャッチすること
今日の結果に一喜一憂せずにゴールに向かっていくこと
この3つができると、体を整えたり鍛えたりする効果が高まる。
ということを、毎回どこか故障してから思い出します。
今回も、今年の年末年始は毎日10㎞走ればトータルで100㎞になるな、と思ったのが
悪魔の囁きだった。体調も良かったのでつい計画以上のことをしてしまった。
しっかりリカバリして、東京マラソン本番まで調整しながらトレーニングしようと思う。
この記事へのコメントはありません。