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突然のめまいと大量の発汗! 救急車で病院に運ばれちゃいました

3月のある日のことです。朝食後、テレビをみていたら突然のめまいとはきけ。立ち上がろうとしてもふらついてしまい、しっかり立ち上がれません。はきけがおさまらず壁伝いにふらふらしながらトイレにはいって、便器をかかえながらゆっくり呼吸を整えるようにしました。すると、すごい量の脂汗がいっきに噴き出してきました。ちょっと尋常じゃないなぁと思いつつ、しばらく様子をみようとベッドに横になったものの容体は変わりませんでした。

自力では病院にいけないので救急車を呼んでもらいました。今回は、救急車の体験レポートです。

【救急要請】
119番に救急要請!住所と建物の種類、マンション名、年齢、性別、病状を伝えてもらいました。2~3分すると救急隊員から着信。現在向かっていることと、病状についての確認がありました。会話は自分でできる状態だったので、電話を代わってもらって、症状、既往症、通院歴などを伝えました。救急隊員からはもうすぐ着くので待っていてくださいと落ち着いた声で説明がありました。電話のやりとりは3~4分くらいだったように思います。

【救急隊員到着】


救急車のサイレンが近づいてきました。でも、なかなか到着しません。大通りから入る道が狭かったのが影響したのかもしれません。あわてずに、病院に持っていくものを鞄につめながら待っているとインターホンのチャイムが鳴りました。マンションのオートロックを開錠して、玄関までふらつきながら歩いて救急隊員(3人)を待ちました。なのに、なかなか救急隊員が部屋にきません。エレベーターにストレッチャーを搬入するのに時間がかかったようです。エレベーターにストレッチャーを入れるにはエレベータ内のトランクを開ける必要があります※。エレベータには傷防止のカバーが付けられていたのでトランクを開けるのに時間がかかったのだと思います。自分でもひょっとして担架で階段で運ばれるのか、それとも抱きかかえられて運ばれるのか、救急車までどうやって運ばれるんだろうと思っていました。古い団地などエレベータのない建物では患者も救急隊員もたいへんだと思います。


※トランクを開けるカギは、平成15年10月以降に設置されたエレベーターについては全て同じ鍵です。そして、この鍵には識別できるよう、鍵に「EMTR」(Emergency Medical Trunk Roomの略です)という英字が刻印されています。この鍵は全国共通、救急隊員の方も所持しています。出展もっとわくわくマンションライフ

【救急車内での問診と検査】

ストレッチャーごと救急車内に運ばれると、3人の救急隊員の分担作業が始まりました。一人の隊員がメニエール病で通院している大学病院に受け入れ可能かやりとりをしている間に、隊長が血圧、体温、血中酸素濃度、心電図の測定をしました。また、起床から救急車を呼ぶまでの経緯と問診、保険証とお薬手帳の確認もしました。もう一人の隊員は、かかりつけの大学病院が受け入れ不可だった場合の病院選択、搬送ルートの確認などをしていました。かかりつけの大学病院内で連絡確認が長引いてなかなか受け入れ可否が確定しませんでした。救急車がマンション前で待機している間、隊長から何回か状況説明がありました。私は救急隊員は大変な仕事だなぁと思いながら務めて冷静に「わかりました、大丈夫です。」と答えました。もし、痛みや嘔吐、けいれんなどがあったら取り乱してどこでもいいから早く病院に運んでほしい!と懇願したかもしれません。

【東京ルールについての説明】
受け入れ先の病院が決まらず既に20分が経過したとき「東京ルール」についての説明がありました。20分経過して受け入れ先が決まらないときは東京ルールに基づいて救急患者が迅速に医療を受け入れられるよう地域の救急医療機関に受け入れてもらうというもので、候補の救急医療機関の説明がありました。「へー、そういうルールがあるんだ。」と思いながら、「いつもの大学病院じゃなくても○○大学病院でもいいな、そんなに遠くないし。」と思いながら聞いていました。東京ルール詳細

【大学病院の受け入れ体制】
かかりつけの大学病院の耳鼻科で診てもらえると確認がとれてやっと救急車が動き出しました。近所の大学病院なので3分くらいで到着しました。急患入り口でストレッチャーから車椅子に乗り換えました。隊長が直接耳鼻科に行くように指示をうけたと警備員に伝えても、警備員はそのような連絡を受けていないので急患受付に行ってくださいと押し問答がありましたが最後は隊長が折れて急患受付にいきました。そこでは耳鼻科に行ってくださいと言われてしまいました…。警備員に急患受付から連絡がいく前に救急車が着いてしまったのか、大病院なのでうまく連絡が伝わらなかったのか定かではありませんが、一刻を争う急患だったらと思うとちょっと疑問が残りました。

【耳鼻科での患者引渡し】
隊長に耳鼻科を誘導して受付を済ますと診療室の前で待つように言われましたました。隊長が救急車をずっと待機させておけないのでと医務員に伝えると「すぐ医師と確認します」とのことで急患対応で処置室に入ることができました。隊長から医師に緊急要請を受けた経緯と症状を伝えて、書類を渡して引継ぎが終わりました。なんとなくですが、救急搬送なのに(私の意識がしっかりしているからか?)医務員に緊張感がなかったように感じました。

今回、救急隊員がミッションを的確にこなしていくのを急患の立場で体験したことで、改めて緊急時の手順の大切さと、正確に伝言することの難しさを知ることができました。救急隊員にはこころより感謝いたします。ありがとうございました。私は普通救命士資格を持っていましたが(有効期限が切れ)再受講します。

【めまいと聞こえの検査】

医師の問診のあとは、血圧、体温、血中酸素濃度を測定して、それからめまい検査と聴力検査をしました。人間ドックで眼圧を調べるときに見る黄色の点がありますが、その点が動くのを目で追いました。次は横に流れていく縦のライン(緑と黄色)のうち黄色のラインだけを目で追う検査をしました。かなり目が疲れました…。次に眼振検査をしました。この検査は赤外線CCDカメラを内蔵したゴーグル(フレンツェル赤外線眼鏡)を使用します。このゴーグルをつけると目の前は真っ暗になりますが、検査をしている人からは、はっきり目の動きが観察できます。

聴こえの検査も終わり医師が検査結果を確認してから、医師がもう一眼振検査をしました。医師からは眼振は異常を認められないので、めまいはメニエール病の発作でしょうということでした。メニエール病の薬を増量して経過観察することになりました。入院することもなく、診療後はめまいも落ち着いていたので徒歩で帰宅しました。

(参考)
・救急要請の時に使ったアプリ「Q助」
・役立ったTV番組 エマジェンシーコール~緊急通報指令室~(NHK)

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