父親の三回忌、母親の一周忌がおわって実家を売却しました。
父親が実家を建てたのは2000年で2022年の暮れに買主さんに売却・引き渡しをしました。両親は約7年介護施設に入居していたので実家で暮らしていたのは13年くらいです。もともと別の土地に旧家があったのですが、大雨で床上浸水の被害を受けてしまい母親の弟さんの土地に新築しました。高齢者が二人で住むならマンションのほうが便利じゃないかなぁとも思っていましたが、両親には一軒家のほうが気が楽だったのでしょう。
私は両親が最期に住んでいた家には一緒に住んだことはないのですが、売却するときは落ち着かないというかなんとも言えない複雑な思いがしました。家は人が住まなくなるとどんどん傷むといいます。実家は北国だったので雪で傷むし、自分が住む予定もないので処分することにしたのですが、両親の思い出も処分してしまうような気がしてちょっと切ない気持ちになりました。家財道具を整理するときも、親戚に使えるものは引き取ってもらったりしたのですが、大切に使っていた家財道具も遺品整理業者さんが廃棄処分でどんどん運び出すのを見ているとなんとも言えない気持ちになりました。
そんな、こんなで実家の処分ではいろいろと複雑な心境になったのですが、ロシアの侵攻で家や家族を失ったウクライナの人たちをニュースで見るとほんとに悲しみと憤りがこみあげてきます。家や土地はそこに住んでいる人たちにとってかけがえのないものなのに、どうしてロシアはウクライナを攻撃するのでしょう。まもなくロシアの一方的な侵攻から1年を迎えますが一日でも早くこの戦争が終わってほしいです。
新しい住人の方が大切に住んでくれるといいなぁと思っています。
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