大学選手権準決勝は天理大学が帝京大学に快勝。
帝京大学は10連覇の夢を打ち砕かれた。
明治大学は早稲田に対抗戦の雪辱を晴らし、2年連続の決勝進出。
ファイナルスコアは31対27で対抗戦と同じだが勝者が入れ替わった。
天理大学は個々のフィジカルで帝京大学を接点で圧倒して、
スクラムでも平均体重で約10㎏重い帝京大学を押し切った。
帝京大学はずっと圧力を受け続けて、自分たちのゲームメイキングができなかった。
天理大学は外国人3選手はもちろんのこと、全員のフィジカルの強さは本物だった。
早稲田大学と明治大学は総合力では五分五分だったと思う。
試合は慶応大学戦と同じように、残り1プレイでトライを取り切れば早稲田の逆転勝ちに
スタンドからは明治コールと早稲田コールが湧き上がる。
一人一人規律を守ってディフェンスした明治大学が最後にターンオーバー。
明治の重量フォワードにゴール前に攻め込まれると守り切るのは難しい。
ただ、それは織り込み済みだったと思う。フォワードのパワープレイで1つか2つ
トライをとられるだろうと私も思っていた。
そういう意味では、前半終了間際に明治大学がバックスに展開してとった早稲田のお株を奪うような
トライがこの試合の勝敗に大きな影響を与えたと思う。
連続攻撃でゴール前に攻め込まれたら、
フォワードのパワープレイとバックスへの展開を警戒しなければならず、
デイフェンスラインが数的不利の状態になってしまう。
いったんリードすれば明治のパワープレイがゲームをコントロールできるので、
前半のトライは値千金だったと思う。
決勝は22年ぶりの優勝を狙う明治大学と帝京大学を破って勢いに乗る天理大学。
天理大学は優勝すれば初優勝、そして同志社大学以来の関西勢の優勝となる。
この記事へのコメントはありません。