私はオールドラグビーファンです。
ラグビーは高校から始めて大学まで続けていてました。
私がラグビー選手だったころは、トライが4点でした(かなり昔ですね)。
そのころは、
早稲田大学と明治大学の師走の対抗戦では旧国立競技場が
満杯になる時代で、チケットもプレイガイドに徹夜で並んで買っていました。
いまと違って、フォワードとバックスの役割がはっきり分かれていました。
当時はフォワードは密集戦でのコンタクトプレイが中心、バックスはライン攻撃で
走力で相手を振り切るパターンが多かったと思います。
現代ラグビーとの大きな違いは、
セットプレイ以外でのデイフェンスのフォーメーションです。
今は、横にフォワード、バックスが混在して一列に並んで防御することが主流ですが、
以前は密集にはフォワードだけが入り、ラインはバックスだけというスタイルでした。
いまのラグビーはフォワードも走力があり、バックスも大型化が進み体重が90キロを超える
選手も珍しくありません。私が大学生のころは、明治は重量フォワードの代表格でしたが、
一人当たり80キロ程度でした。今では100キロは当たり前の時代になり、かなり選手が
大型化しています。
=ラグビーワールドカップの開催=
1987年に第一回ラグビーワールドカップが開催されました。
ワールドカップが開催されて、ラグビーのプロ化は急速に進みました。
それまでは、アマチュアリズムを重視していたスポーツだったので大きな変化です。
余談ですが、ラグビー(15人制)は、1920年のアントワープ大会と1924年の
パリ大会でオリンピック競技として採用されていて、優勝したのはアメリカです。
ラグビーのプロ化は、オールドファンの私にはあまり魅力が感じられませんでした。
いろいろとルールが変わり、それによって古き良き時代のラグビースピリッツが希薄に
なっていくように感じたのです。
ワールドカップやテストマッチで日本が大差で負けてしまうことが多くなるにつれ、
ラグビー人気も下火になりました。私も競技場に足を運ぶこともなくなり、もっぱら
テレビー観戦だけになりました。
そして、エディJAPANもワールドカップではどうかなぁと内心思っていました。
ところが、南アフリカ戦のテレビ中継を観ているうちに、だんだんどきどきしてきて、
勝利の瞬間には涙が出てきました。
自分が選手だったころとずいぶんラグビーのスタイルも変わりましたが、
やっぱり勝利に向かって一人一人がハードワークする姿はハートを揺さぶられます。
その日は、全スポーツ新聞を買いあさって読みくらべました。
=がんばれサンウルブズ! がんばれJAPAN!=
いまは年間を通してラグビー観戦を楽しんでいます。
スーパーラグビーに、サンウルブズが参戦しているからです。
残念ながら今期はまだ勝利はなく、6連敗中です。
勝利まであと一歩の試合もあり、歯がゆく感じることもありますが、
当たりの強さ、ランニングスピード、ジャッカルの激しさ、
一瞬のミスも見逃さない集中力など、ワールドクラスの試合を生で観戦できます。
サンウルブズはプロのチームで、
多国籍軍なので一試合ごとにメンバーが大きく変わることも多いのですが、
選手の戦うスピリットには目を見張るものがあります。
次戦は昨年勝っているブルーズが相手、ぜひ勝利で飾ってほしいです。
そして、来年はいよいよ日本でラグビーワールドカップが開催されます。
悲願のベスト8に向かって躍進を願っています。
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