トレイルランニングやウルトラマラソンで有名なシューズのHOKA ONE ONE。
フランスのメーカーでアメリカに進出して売上を拡大しています。
日本では金哲彦さんが2018年からアドバイザリー契約していて、ご自身も白山白川郷
ウルトラマラソンを完走しています。
このメーカーのシューズのテクノロジーの特徴は、
①軽量マキシマムクッション
すんごい厚底です!でも軽量で柔かいクッション。長い距離を走ってもカラダへの衝撃が少ない。
②バケットシート型のしっかりミッドソール
踵がシューズの奥深くにきちんと収まり、紐を結ぶと足全体をしっかり包み込む。
③自然に足が出るメタロッカーテクノロジー
靴底の爪先と踵部分がなめらかに削り取られて、大きな円の一部のような、ゆりかごのような
ロッカー形状をしています。そして、つま先と踵の高さの差(ドロップ)が少ないため足の運び
が無理なく車輪を回すようにスムーズ脚が出る。効率の良くカラダを進ませることで無駄のない
ランニングができる。
と、ここまで読んだら試したくなりますよ(笑)。ということで、爪下血腫と足底筋膜炎のダメージ
がありますが、さっそく買ってきました。ホカオネオネのロードタイプの中でも最もクッション性の
高いBONDI6(ボンダイ6)です。あらゆる距離で安定した走りを実現する、らしい(ホントかなー)。
さて、ここからは実際に履いてみた感想です。
NIKEのZOOMも厚底だけど、元祖厚底はすごいね。バスケットシューズより厚いんじゃない。、
足を入れて踵に体重をかけると、確かに柔かい、でもマシュマロのような柔らかさではないなー。
マシュマロだとふにゃって感じの柔かさを想像しちゃうけど、ふにゃって感じではなくて、グンと
沈み込みつつ跳ね返してくる感じ。なんていったらいいんだろう、ちょっと硬めのベッドのよう。
踵の収まり具合は、うむ…。柔かく包まれている感じでタイトにホールドされている感じはしません。
私の足の幅はどちらかというと細い方(左D、右E)なので、踵のホールドは緩くて、歩くと踵が上下に
動いてしまいます。まだ履きなれていないので、しっかりと踵を押し込めていないのかもしれません。
4㎞をジョギングしてみました。高低差が21m(上り)あるコースなので、平地と坂の上り下りの
走りの感覚がはっきりわかります。1㎞約6分のペースでジョギングした感じでは、確かに膝への
衝撃は柔かくて長く走ってもダメージは少なさそう。足裏感覚は柔かいクッションで沈み込むので、
速いラップで走るのにはどうかなぁと思いました。地面の反発力を吸収している感じが良くわかります。
それをはっきり自覚したのは、坂を下ったときです。下り坂はスピードもでますし、ストライドも大きく
なりがちなので、膝への衝撃は大きくなります。しかし、いつもスピードを抑えながら下った坂を楽に
走ることができました。これは凄い!と正直思いました。
そもそも、創業者は下り坂を速く走れるシューズを開発することで、エンデュランスレースのタイムを
向上させることから始めたとのこと。そして、試行錯誤しながら、過酷な条件下で100マイルを走破する
アスリートに役立つシューズを新たに開発することが、すべてのランナーのパフォーマンスを向上させる
と気付いた!とのことです。私は下り坂を走るのが苦手で、どういうフォームがいいのか、歩幅やピッチ
はどうするのがいいのかと悩んでいました。しかし、このシューズで走ったらなんということでしょう!
自然にというか何も気にせずに走ることができました。不思議です。魔法のシューズなのでしょうか?
個人的には、ジョギングやLSDなどに向いていると思いました。ハーフやマラソンのときにどんな効果が
あるか楽しみです。踵のホールド感は物足りなさを感じていますが、まだ履きなれていないので履き方や
紐の締め具合で調整できればと思っています。個性的なシューズですが、タウンユースでもランニングでも
楽しめますね。
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